就労移行支援の見学したいんだけどポイントってあるんのかなぁ?
当日って何聞けばいいんだろう?
流れとか服装とか知りたい。前日は緊張して寝られないかも。
こんな悩みについてお答えします。
見学の流れって調べても大まかな概要しか書いてないと思います。
ある程度、実践的な流れがわかれば不安も消えますよね。
先が予測できないと不安になるのは人間だれしも同じことです。
病院とかも受診に行って何やられるか分からないと不安ですよね。
そうならないようにこの記事で事前チェックをして貰えればと思います。
この記事では就労移行支援事業所の見学で必要な準備項目についてチェックリストをつけて解説をしています。
見学の流れを事前に学習して不安感を取り除き、見学前日は早く寝ることを目的にしていますのでご活用下さい。
私は現在進行形で就労支援に携わっている職員です。
信頼性についてはプロフィールからどうぞ。
見学対応をよく行っていますが、十中八九、見学に来られる方は緊張が高く、前日は睡眠時間が3時間程度だったという回答が多い傾向です。
寝不足で見学に言っても説明が頭に入りませんから睡眠をしっかり取るためにも事前準備として活用して、不安を減らしていきましょう。
私が実践を通して経験していることをまとめていますので必ずお役立ていただけます。
それでは最後まで宜しくお願い致します。
就労移行支援事業所の見学準備、見るポイントはコレ:チェックリストあり
以下の流れで解説をしていきます。
就労移行支援事業所の見学準備
「6つ」を抑えて下さい
※見学予約をしていることが大前提となりますので必ず予約を入れてから目的の事業所にいきましょう。
Q1:就労移行支援の見学はどうやるの?
実際に事業所にいき、困り事の相談をしたり、考えている進路の実現性について聞いたりしていきます。職員が丁寧にヒアリングする目的もあって事前予約制をとっているところがほとんどですので、当日に突然訪問するのではなく必ず事前予約をしてから行くほうがよいです。
Q2:就労移行支援の見学はどういう服装がいいの?
服装は清潔な常識的な普段着であれば問題ありませんが、以下のようなポイントは相手にも不快な印象を与えてしまうので注意が必要です。
ジーンズやチノパン、カジュアルシューズなど一般的な格好で良いと思います。
清潔感を心がけていきましょう。
Q3:就労移行支援の見学の持ち物は?
事前にパンフレットを請求している場合はパンフレットを持っていきましょう。
最低限、ペンやメモ帳は持参しましょう。
また、受付表を記入する際に「障害手帳の等級」「障害者年金」「自立支援医療制度」の確認といった項目もある場合がありますので、各種手帳がある場合は持参をおすすめします。
Q4:就労移行支援の見学は何をするの?
- 困り事のヒアリング
- 事業所が提供できるサービスの案内
- 事業所内の見学
- ほかの利用者さんの様子確認
などです。
主に事業所がどんな雰囲気で運営しているのかを確認してもらうことに重きが置かれていきます。
Q5:就労移行支援の見学時は何を話せばいいの?
自分の思っている困り事を話せばいいです。
例えば
など、何でも困っていることは正直に伝えましょう。
質問したいことなどあれば質疑応答の時間もあるため、準備をしておきましょう。
Q6:見学は一人でいかないといけないの?
ひとりでいかなくても問題ありません。
親御さんと一緒に見学に来られる方も多くいらっしゃいますし、友人同士というパターンも経験しています。
在学中の場合は進路指導の先生といらっしゃる場合もあります。
実際は親御さんにも話せないことを話される方もいるため、おひとりで見学に来られる方多い印象です。
就労移行支援の見学準備チェックリスト
就労移行支援の見学当日の流れ
おもな流れです。
①予約時間通りに行く
時間通りにいくと、職員が応接室(面談室)に案内をしてくれます。
この時に間違えがないように「名前」の確認がされます。
※遅刻しそうな場合はマナーとして遅刻する旨を℡にて伝えましょう。
②面談室で受付票などを記入
見学予約時にある程度の情報提供をしますが、詳細について当日の受付表にて情報を記入しなければなりませんので、住所や困り事などは書けるようにしておきましょう。
もし分からないところがあれば、分かる範囲の記入で大丈夫です。
③ヒアリング、事業所説明
困っていること、就労のご希望についてヒアリングが行われます。嘘をつかず正直にお話をして問題ありません。分からないことは「分からない」といえばOKです。
パンフレットにそって事業所の案内をしてくれます。
この時にHPにない実際の状況についてもお話がありますの、でメモを取りながら聞くのが好ましいです。
④施設見学
職員が付き添いながら事業所の中を案内します。訓練時間中に見学をすると、ほかの利用者さんの様子も見学することができるので、雰囲気を見ていきましょう。
⑤質疑応答・今後について
案内のなかで不明点があったり、気になったことを質問しましょう。
など、何でも質問するのが良いと思います。
就労移行支援事業所の見学で見るべき⑤項目
これは必ず抑えましょう。
①事業所の立地
通所することを想定して、事業所の立地は抑えることが望ましいです。
駅からどのくらい歩くのか、自宅からどのくらい時間がかかるのかはしっかりみましょう。
②事業所の設備
PCを使っている事業所が主流になっていますが、PCが新しいのか古いのか、カフェコーナーがあるのか、タバコを吸う場合は喫煙所があるかなど、細かい部分まで確認をしていきます。
③HPのプログラムが行われているか
HPで提供しているプログラムが行われているか確認をします。
WEBでは良いことばかり書いていて、実際にみたら全くプログラムが行われていない事業所もあります。
職員に聞いて確認をしてもいいですし、自分の目で見て確かめましょう。
④環境美化
単純にキレイか汚いかを判断します。
汚い事業所って嫌じゃないですか。
椅子が汚れていたり、ダンボールが積み重なっていたり、書類が散らばっていたりするとモチベーションも下がります。
細かいところまでキレイになっているか確認をします。
汚いところに通うより、キレイなところの方が気持ちが良いです。
⑤利用者に情報開示がされているか
事業所の掲示板に「避難経路」「苦情の窓口」「職員の資格証」などが掲示してあるか確認をしましょう。
こういった情報開示は義務付けられています。
事業所によってはラミネートをして丁寧に掲示をしてあるところもあり、常に利用者さんが閲覧できるようにしてあります。
就労移行支援事業の見学で質問すべきこと⑦項目
メモ帳に書いておいて質問しましょう。
①交通費、昼食など事業所の福利厚生
これは就労移行支援事業所によってたちまちです。
独自に交通費支給のルールがあったり、昼食助成のルールがありますので必ず確認しましょう。
私の事業所は交通費の支給は上限が設けられています。昼食助成はありません。なかには交通費を全額支給するところもあります。ちなみに聞かない人には支給をしていません。
聞くか聞かないかで差が出てしまいます。
②皆勤手当て
就労移行支援事業所によっては決められた日数の通所を達成することで、手当てをつけるところがおります。
ギフトカード、クオカード、図書券などの金券関係を渡すところが殆どです。
うちの事業所ではやっていませんので、これも運営法人の考え方によって差がありますので聞いてみましょう。
③施設外就労はしているか?
施設で請け負っている仕事があるかという意味です。
本来の意味で行くと、職員と利用者で提携先の企業に行き、訓練の一環でその企業の仕事をさせてもらい、対価として報酬が得られるという仕組みです。
コロナが流行ってからweb関係の仕事を請け負っている事業所もありますので、確かめてみましょう。
実践的な訓練ができますが、仕事を請け負うため急な欠勤をしないことがマナーです。
微々たる程度ですが、お小遣いをもらうことができるメリットはありますので、体調管理に問題がない方はチャレンジするのも
良いと言えます。
④実際の就職者数
事業者のホームページでは良く見せるために就職者数を集計して多く見せようと表記を工夫しているところもあります。盛っているわけではありませんので違法ではありませんが、実際は毎月何人も就職者を出すのは現実離れしています。
そこで、実際はどのくらい時期に就職者が多くでるのか聞いてみると実感がわくと思います。
⑤どのくらいの期間で就職される方が多いか
これは事業所によりますので実際を聞いたほうがが必ずいいです。HPで3か月で就労とうたっていても、見学に行った事業所では達成できていないことがあります。
⑥卒業生の進路先
こちらもHPには綺麗に見せえるために大手の就労先を掲示しているところが多いですが、実勢はどうなのかはキチンと確認すべきです。
誇大表記していて、入所してから想像と違ったというパターンを防ぐためです。
求人票もどのようなルートで入手しているかも聞くとさらにいいかもしれません。
独自で開拓しているのか、開拓できず公的なものを使っているのか、どういう事業所なのかおおむね判断することができます。
⑦定着支援は行っているか
就労定着支援は就職して6か月後から受けることができるサービスです。
詳細はこちらの記事でまとめましたので、詳しくはかきません。
まれに実施していない事業所がありますので確認することをおすすめします。
就労移行支援に選び方はあるのか?
失敗しないための選び方が9つあります。
こちらの記事で公開していますので、あえてこの記事では避けたいと思います。
就労移行支援は結局どこがいいのか?
こちらの内容も別記事でまとめていますので、この記事では詳細をさけたいと思います。
はじめて就労移行支援事業所を見学される場合は大手事業所がいちばんよいです。
就労移行支援は2回目の利用も可能なのか?
結論:自治体が就労実績で評価するところもある
自治体の財源、捉え方、実績で判断される
私は気を引き締めていただきたい目的で一生に一回しか使えないと案内した文言もありますが、実は自治体によっては3年目・4年目と利用決定が降りる場合もありますし、リセットされて再度2年間使えるといった場合もあります。
これはあくあまで「あなた」の就労に対する態度や実績が大きく評価されるため、事業所側が頼み込んでも実現は不可能です。
再利用については「あなた」自身の取り組み方にかかっているということです。
【まとめ】就労移行支援事業所の見学準備、見るポイントはコレ:チェックリストあり
チェックリストは2つです。
思考停止で見学することは避けましょう。
主人公は「あなた」です。
事前情報をいれつつ、自分が一番納得できるかが大切です。
チェックリストを参考に見学に行けば、見学日前日の負担は減らせます。
ひとつだけ覚えておいて下さい
情報収集だけでは失敗する、見学に行こう
タブレットを買うときを想像して下さい。本命品を買うときは、ネットサーフィンで物を価格を調べて実際の動作かくにんは家電量販店て確かめませんか?
私なよくやります。
それと同じです。
利用開始までこの5ステップは避けられません
①ある程度の情報収集をする
↓ → 今はここです
②事業所の見学を2~3箇所する
↓
③比較する
↓
④気になる所を体験利用する
↓
⑤契約
まずは見学に行って確かめないと、実際の収穫はゼロです。
タブレットを買うときに使い心地を矛盾して、ネットサーフィンだけで決めてしまうのと同じです。
それだと失敗してしまいます。
うーん、失敗は避けたい
まずは見学だけどその一歩がでにくい
考えていると時間だけが過ぎて、履歴書の空白が増えて困ることにもなります。
まずは、就労移行支援の標準を抑えることをおすすめします。
どういうこと?
変な事業所の見学に行っても行くより、名前が通ったところにまずは行ってみるということです。パソコンだって富士通、ソニー、Appleとか名前が売れているメーカーの方が安心しませんか?それと同じです。就労移行支援事業所にも名前の通っている事業所があるので、まずはそこからいくのをおすすめします。
次の記事に詳細をまとめていますので参考にしてみてください。
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