【元職員が回答】就労移行支援を卒業してフリーランスを目指すことはできるのか?

<strong>困る男性</strong>
困る男性

就労移行支援事業所を卒業してフリーランスを考えているんだけどできるの?

<strong>困る女性</strong>
困る女性

フリーランスの夢は捨てきれないわ

こんな悩みについてお答えします。

独立して働きたいという夢を持っている利用者さんも一定数いらっしゃるのは事実です。しかし、ワクワクどきどきの反面、覚えることや現実と向き合うメンタルの強さも必要になっていきますし、時には厳しい判断を自分にくださなけれならないこともあります。

自分主体で受ける自由には誰でも憧れがあることではあります。

この記事では就労移行支援事業所を卒業してフリーランスに慣れるのか解説をしました。忖度なしに辛口に書いていますので気を落とさないようにして下さい。

一番最後に選択肢も用意していますので、読んで終わりにはなりませんので、その点だでご安心頂ければと思います。

また、わかりやすく解説をしました。

<strong>小林玄人</strong>
小林玄人

小林玄人(ハルト:@haruto_shelf

執筆者の経歴

  • 作業療法士10年以上
  • 勤務歴(病院・介護施設・児童支援・就労支援)
  • 元就労移行支援支事業所の所長(障害のある方のリクルート)


私の信頼性はプロフィールからどうぞ

私も卒業生もフリーランスを最終目標として、その資金集めに事務職で就職を果たしました。

いきなりフリーランス(個人事業主)は誰もが簡単になることができます。

なぜなら開業届を法務局に提出すればいいだけだからです。

ですか、紙ペラ一枚につく代償も大きいのでそこを見える化しました。

最後までお読みいただき、どういった代償があるのか情報収集していただけると幸いです。

フリーランス自体は私も憧れがあることです。

それには下準備や知識が欠かせないということだと思います。

それでは解説をしていきますので、最後までお付き合いをお願い致します。

スポンサーリンク

就労移行支援を卒業してフリーランスを目指すことはできるのか?

結論:目指すことは可能です。しかし、壁もあります。

こんな流れで解説をしていきますのでご覧になって下さい。

  • フリーランスを目指すと就労移行支援を退所することになるの?
  • 個人事業主は就労移行支援を使えるのか
  • フリーランスを目指すことは悪いことなのか?
  • 【まとめ】就労移行支援を卒業してフリーランスを目指すことはできるのか?


フリーランスを目指すと就労移行支援を退所することになるの?

結論:通所していて方向性がガッチリ決まってしまってしまうと退所の可能性が高まる。

フリーランスは就職実績とはならない

就労移行支援は一般企業への就労を目指す目的をもったサービスです。独立、開業をサポートする機能はありません。したがって行政の耳に入るとサービス利用が不適切ということになりかねません。

フリーランスを目指すことで就労移行支援のそもそもの目的から外れてしまうことは重々承知をしておきましょう。場合によっては退所になる可能性もありますので、支援会議の場では発言に注意が注意が必要です。

個人事業主は就労移行支援を使えるのか?

結論:使うことはできない

就労移行支援サービスの趣旨に合っていない

個人で事業を営んでいる観点から働ける能力があるとみなされますので、就労移行支援が目指す一般企業への就労とは趣旨がズレますのでサービス利用は困難であるといえます。

フリーランスを目指すことは悪いことなのか?

結論:様々学べるため悪いことではありません。しかし、とても不安定なためおすすめできません。

不安定な理由①:仕事が不安定

フリーランスの場合、毎回安定した仕事があるとは限りません。いきなり仕事が入る場合もあれば、自分から仕事を取りに行かなければなかないこともあります。当然、仕事が取れなければ収入にもなりません。一般企業に就職して決まった収入を得ることとは違い不安定であることは言うまでもありません。

不安定な理由②:年度によって変わる書類申請

確定申告という言葉は聞いたことがあると思います。

フリーランスになると確定申告をする義務が発生します。そのため税金に関わるある程度の知識を別で持っていなければなりません。

また、毎年確定申告の時期は毎年決まっていますし、同じ申告内容は絶対にありえませんので、きちんと計算して経費や固定費を計上し、営業利益を出して計算する必要があります。こういった作業が毎年必ず発生しますので内容も作業も不安定と言えます。

不安定な理由③:ずっとうまくいくとは限らない

フリーランスの場合、うまくいくときもあればうまくいかない時もあります。もしかしたらずっとうまくいかない時もあります。うまくいくのに3、5年といった年月を要する場合もあります。収入が不安定なわけですから、ずっとうまくいくとは限らないのが現実です。

不安定な理由④:失業保険は利用できない

一般の会社に勤めていて辞めると雇用保険・失業保険を受けることができますが、個人事業主・フリーランスの場合は失業保険という概念がありませんので受給することができません。ですので、仕事を自分の意思で辞めてしまうと非常に苦しい展開へとなってしまいます。

雇用保険をもらうためには廃業するしかないというわけです。

不安定な理由⑤:傷病手当金も利用できない

働いていてメンタル不調になっても傷病手当金などもフリーランス・個人事業主の場合はありません。会社勤めをしている人が対象となってしまいますので、基本的に福利厚生の手当ては薄いと思ったほうが無難と言えます。

【まとめ】就労移行支援を卒業してフリーランスを目指すことはできるのか?

  • 進路がフリーランスで方向性がガッチリ決まってしまってしまうと退所の可能性が高まる
  • 個人事業主は就労移行支援の趣旨にあっていないため利用できない
  • フリーランスを目指すことは悪いことではないが。とても不安定なためおすすめできない5つを解説しました。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

就労移行支援事業所を卒業してフリーランスを目指すことについておわかりいただたけたででしょうか?

一般的に不安定という言葉はつきまとってしまうことは否めないと思われます。

<strong>困る男性</strong>
困る男性

やっぱりそんな甘いものじゃないんだよな

<strong>困る女性</strong>
困る女性

でも夢だけは捨てきれないな

<strong>小林玄人</strong>
小林玄人

夢を持ち続けることは良いことですよ。私が関わった利用者さんもフリーランスの資金を貯めるために一旦就職しました。そういう方法だってあります。

最後に選択肢を2つ用意しますので、どちらから選んでみて下さい

ひとつは、もういちど福祉サービスの趣旨について学習してみるということ

もうひとつはフリーランスの就職者を出している大手LILTALICOさんにあたってみるという選択です。

事例数が多い事情所に直接見学して聞いてみるのが一番早いとい思いますので見学方法をお伝えしますね。

選択肢①福祉サービスについて趣旨を再確認する


選択肢②事例が多い大手LITALICOワークスを見学してみる

コメント

タイトルとURLをコピーしました