福祉サービスの「就労移行支援事業」を利用すると働けない僕でも働けるようになる希望が持てたけど、利用までの手順が分からなく困る。自治体が関わっているし、伝えるのも苦手だからよく調べたいなぁ。
こんな疑問を解決します。
どういう手順を踏めば良いか分かると、安心感が違いますよね。
「無料」で申し込みができますので、この記事をみながら手順に沿っていきましょう。
こんな悩みの方がここから対象となります。
すでにこちらも該当されていれば対象です。
執筆者の経歴
- 作業療法士10年以上
- 勤務歴(病院・介護施設・児童支援・就労支援)
- 現在は就労支援に従事(障害のある方のリクルート)
私は就労支援に従事し、仕事に就けなく困っている方の支援を行いつつ、就職後の相談支援、就職先の企業様のサポートも行っています。
正式には「就労移行支援事業」とよび、障害福祉サービスのひとつです。
「働けない」と悩んでいる「あなた」の人生が確実変わります。
このページでお伝えするのは多店舗展開している大手です。
【LITALICOワークス】
:業界最大手、15都道府県に展開
仕事復帰を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk)
:首都圏中心に48店舗展開
就労移行支援事業は「無料」で利用できる場合がほとんどですが、前年度の所得が多すぎる方は、利用料が発生する仕組みです。(後述しています)
しかし、就職を実現させて1~2ヵ月間働ければ、簡単に返済可能な金額です。(後述しています)
私は現場で就職にまつわる多くの相談を受けていますが、
- サービス前(見学・体験時)
- サービス利用開始
- サービスの卒業
この3つの場面を比べて、確実に変化してく状況を目の当たりにしています。
就職するためのサービスを受けて変わる具体的な内容は、
などが適正化され、就職される時は別人になられます。
理由は
「働けない原因になっていた課題がクリアできた」からです。
インターネットも普及して、私たちは情報収集を行う機会にも恵まれてきていますが、適切な情報を判断して選び取り込み、改善を図ることは難しいことです。
就労移行支援事業サービスを利用することで、あなたにあった「就労のかたち」がしっかり見つかります。
この考え方は、就職のタイミング自体を逃しがちです。
時間は待ってくれません。
このページをここまで読んでいただいた方は、確実に行動しましょう。
サービス利用中は就職活動を行うため履歴書と向き合う時間もあり、どんなに頑張っても自分の履歴を変更することはできません。
書類選考で落選することも多いのが現実で「年齢」は要因のひとつでもあります。
特別な事情が無い限り、具体的な行動に入っていきましょう。
この記事は具体的な手順を示し、あなたの行動を支援します。
就労移行支援とは?事業所の申し込み解説
就労移行支援事業とは、障害者総合支援法で定められている福祉サービス事業です。
利用する前にこれだけ覚えておきましょう。
就労移行支援事業の利用期間は「2年間のみ」しか使えない
就労移行支援事業は「税金」で賄(まかな)われているサービスのため有限です。
延長利用は自治体による特別措置のため、泣いても笑っても「2年間のみ」利用可能です。
【手順を完全公開】就労移行支援事業を利用するための方法
具体的な手順を解説しますので、参考にしながら沿ってすすめいきます。
手順①:【無料】事業所の見学予約をして体験利用をする
就労移行支援事業所の【無料見学・体験】を行う
就労移行支援事業所の無料見学・無料体験を行います。
運営法人によって支援特徴が異なり、店舗によっても支援プログラムが微妙に異なる場所がありますので、自分にあった事業所をみつけましょう。
業界の大手事業所は見学がしやすい
業界の大手は、ホームページの案内が整っているため見学がしやすいです。
次に該当される方は特におすすめです。
初めてづくしの方でも見学や相談が簡単にできるよう、手続きが明確化されています。
- 利用実績
- 就職実績
- 支援プログラム
これからが【見える化】されていますので、どんな会社なのか安心できます。
まずはご住所から近くにある事業所を必ず見学し、プログラムの体験利用を行いましょう。
「無料」ですのでご安心下さい。
ただし、事業所の「利用定員」が決まっていますので「早め」に見学・体験をおすすめします。
定員に達している場合は、希望する事業所(場所)に通えないこともあります。
冒頭でも述べた通り、この記事を読んだ時が「あなた」のタイミングです。
具体的な手順は次のとおりです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
自治体によっては見学や体験利用を必須化している地域もあり、
非実施の場合は利用が認められない場合が考えられます。
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【大手】就労移行支援事業「LITALICOワークス」15都道府県に事業展開
引用:LITALICOワークスとは
業界の最大手です。
累計7000人以上、2018年度は1384名が就職されました。
就職先も大手企業が多く安心感があります。
サイト設計も見やすく分かりやすいです。
多店舗展開していますので、あなたの住所の近くの事業所をみつけてみましょう。
手続きは下記のリンクから行います。
以下、手順です。
補足)
正直なところ「入力項目」は多いですが「利用しない・する」の有無に関わらず、手続きを簡略化するための入力になっていますので、手順に沿って入力をしましょう。
画像引用:
【LITALICOワークス】
https://krs.bz/litalico/m/works_visit?_ga=2.122123467.1716599913.1589192399-152310241.1589192399
画像の手順に沿って必須入力項目は必ず記入します。
「生年月日」は自治体への確認事項で必要となりますので、偽りがないようにしましょう。
ご自分の不調や困り事については「しっかり」記入しましょう。
診断がない場合、ご病気かどうか分からない場合は「その他」でまったく構いません。
実はこういう方の利用が多いのが現状です。
最近は大人の発達障害が右肩上がりで増えており、非定型(ハッキリしない)の方も多いです。
仕事を転々としたり、仕事をすぐ辞めてしまうという理由で相談に訪問されます。
「大きな音が苦手」、「狭い空間が苦手」など配慮次項があれば、漏れなく記入をします。
見学日の当日に、可能な限り配慮していただける場合があります。
【48店舗・展開】株式会社Cocorport(旧社名:Melk)【大手】
画像引用:
https://www.cocorport.co.jp/
就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk) | 首都圏38事業所展開
首都圏中心に48店舗展開している大手の就労移行支援事業所です。
プログラムは全員一律できまったものだけを提供するのではなく、その人にあった個別支援が特徴になっているため、自分にあった内容で訓練できるのが特徴です。
画像引用:
https://www.cocorport.co.jp/
2012年の創立から8年間で1368名の就職者を輩出しており、年間換算では170名超です。
就職後の定着率も9割近くですから、一度就職すると辞めないで働き続けている方が多いと言えます。
卒業後の就職先も有名企業の名前がいくつも確認できます。
ネームバリューの大きい企業に就職できると「あなた」の履歴書も見え方も変わりますので、大手企業と繋がりがもてている事業所は就職に優位な面を持ち合わせています。
画像引用:
https://www.cocorport.co.jp/
交通費の補助、昼食補助などの利用者の待遇が充実しているため、金銭的な理由を抱えたかたでも安心して支援を受けることが可能です。
(交通費などの支給は通所日数など条件がある場合があるため要確認が必要です。)
首都圏中心に展開していますので、いちばん近い事業を指定してみていきましょう。
手続きは下記のリンクから行います。
仕事復帰を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk)
申し込み手順は以下です。
補足)
こちらも「入力項目」が多いですが「利用しない・する」の有無に関わらず、手続きを簡略化するための入力になっていますので、手順に沿って入力をしましょう。
画像引用:
就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk) | 首都圏38事業所展開
https://www.cocorport.co.jp/contact/inspect/
まずは、あなたの住所から一番近いOfficeを選択しましょう。
見学先=通所先にもなりえることですから、職員の対応や事業所全体の雰囲気、通所されているメンバーの活動を確認するのも大切になります。
手順②:サービス等利用計画書の作成
利用したい就労移行支援事業所が決まったら手続きを踏んでいきます。
ここからは利用先の事業所が主体となって案内してくれますので、ご安心下さい。
サービス等利用計画書は障害福祉サービス利用に必ず必要です。
- どういう目的
- どういう目標をもって
- サービスの方向性は?
これから決める大切な書類です。
自治体に提出することが義務付けとなっていますので避けて通れません。
詳しい内容は就労支援事業所の見学時に説明が受けられますのでご安心下さい。
方法が2つあります。
自分で立案する「セルフプラン」方式
ご自分で自分のサービス等利用計画書を作成する方法
自治体によって認められているところ、認めていないところがありますので確認が必要です。
就労移行支援事業所の見学時に確認しましょう。
もしご自分で作成される場合は、利用したい就労移行支援事業所の指導を受けながら作成を行います。
相談支援専門員に依頼
介護保険サービスでいう「ケアマネジャー」に該当する専門職
はじめて障害福祉サービスを利用される方は相談支援専門員と繋がりが全く皆無ですので、ご自分で依頼先を探すことはとてもハードルが高いです。
福祉事業所は必ず繋がりを持っていますので、就労移行支援事業所の見学時に確認をとってみましょう。
自治体によっては障害福祉課の窓口に相談することで、ご住所のある地域を担当している中核相談機関と繋いで下さる場合もあります。
手順③:サービス担当者会議の開催
- あなた
- 利用したい就労移行支援事業所
- 障害福祉課ケースワーカー
- (相談支援専門員:サービス等利用計画相談を依頼すれば)
この3~4機関が関わってサービス担当者会議を開き、サービス利用に向けて共有を図っていきます。
こちらも法律で義務付けとなっていますので避けられません。
各地域によってしっかり会議方式の場を設けたり、簡単な相談の場を設けたりと様式や方法は様々です。
共有していく次項は次の通りです。
支援の方向性、利用目的を明確化する
- 「あなた」が将来どうなりたいのか
- 具体的にどんな支援を受けたいのか
- いつまでに就職したいのか
など、あなたの希望を会議の場で共有していきます。
嘘偽りなく、正直に自分の思っていることを発言すれば問題はありません。
障害福祉サービスは税金で賄われていますので、不正利用は認められません。
どんな利用目的なのか、あなたと関係する機関で方向性を揃えていきます。
サービス支給日数の確認
1ケ月に利用できるサービス支給日数の決定をします。
あなたの住所がある自治体の財源によっては、満足に支給していただけないケースもあり、ルールも様々です。
支給日数を超えないように利用していき、支援を受けます。
利用料の最終確認
障害福祉サービスの利用料は法律で決まっています。
障害者の利用者負担
1 月ごとの利用者負担には上限があります
障害福祉サービスの自己負担は、所得に応じて次の4区分の負担上限月額が設定され、ひと月に利用したサービス量にかかわらず、それ以上の負担は生じません。
生活保護 生活保護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯(注1) 0円一般1
引用:厚生労働省 障害者の利用負担
市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満)
※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます(注3)。
9,300円
一般2 上記以外
37,200円
(注1)3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
(注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
(注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/service/hutan1.html
利用料は課税されている方が対象で、1割負担と決まっています。
上限額も決まっていますので、発生してしまう場合でも大きな負担になることはありません。
パートで就職しても、3ヵ月ほど勤務することで1年分の利用料を簡単に返済できます。
1年間利用してかかる利用料
9300円/1カ月 × 12ヵ月(1年分)= 111,600円(1年分の利用料)
(例)
時給1000円 × 5時間勤務 = 5000円/1日
月14日勤務 × 5000円/1日 = 6万円/月
6万円/月 × 3ヵ月労働 = 18万円
➡ 働ければ返済できる
非課税であれば無料で利用できますが、不正利用は認められません、
すべて税金で賄われていることを忘れないようにしましょう。
手順④:利用する就労移行支援事業所、相談機関等との契約
サービス利用される就労移行支援事業所、サービス等利用計画書の作成を依頼する場合はその機関と契約書を取り交わします。
厚生労働省から作成が義務付けられているものですので、必ず同意が必要です。
契約書は読み合わせがありますので、じっくり読んで分からない部分は職員にしっかり質問をしましょう。
基本的に「あなた」が不利になるような記載はなく、一般的な内容が書かれています。
2通作成して「事業所」と「あなた」で保管する形式となりますのでご安心下さい。
手順➄:障害福祉サービス受給者証が発行される
障害福祉サービス受給者証が発行され、正式通所開始です。
2年間のカウントダウンがスタートしますので、しっかり通所をして必要な支援を受けましょう。
まとめ【手順を完全公開】就労移行支援事業所の申し込み方法とは?
自分を理解しようと行動する
⏬
未来が変わる
カッコつけたように聞こえるかも知れませんが、支援をしていて感じることです。
しっかり自分を高めようと行動する方は、良い方向に物事が流れていきます。
否定ばかり、文句ばかり、聞き分けができない方は行動していても泥沼にはまっていく傾向です。
どんなに泣いても笑っても、就労移行支援サービスは2年間の利用期限があります。
サービスを利用して自分に合った職種がみつかり、就職することができれば「あなた」の人生は劇的に変わります。
迷わず事業所見学をしましょう。
この記事でお伝えした多店舗展開している大手事業所(初めての方は特に安心)
- 業界最大手、15都道府県に展開
- 累計7000人以上の就職者選出、2018年度は1384名が就職
仕事復帰を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk)
- 首都圏中心に48店舗展開
- 「あなた」だけの個別支援
- 交通費の補助、昼食補助など良好な待遇
必ずあなたの人生は変わります。
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